「FANG+に100万円投資したら、将来どれくらいになるのか?」
投資を検討している人なら、一度は気になるテーマだと思います。
今回はFANG+の過去の実績データをもとに、一括投資と積立投資の2パターンでシミュレーションしてみました。FANG+をなぜ買っているかはこちらの記事に書いています。あくまで過去のデータに基づく試算であって、将来を保証するものではありませんが、判断材料の一つにしてみてください。
FANG+の過去の実績
シミュレーションの前に、まずFANG+がこれまでどれくらいのリターンを出してきたかを整理します。
NYSE FANG+インデックス(ドルベース)の年間リターンです。
| 年 | 年間リターン |
|---|---|
| 2018年 | +0.1% |
| 2019年 | +39.7% |
| 2020年 | +102.9% |
| 2021年 | +17.6% |
| 2022年 | -40.1% |
| 2023年 | +96.0% |
| 2024年 | +50.5% |
| 2025年 | +20.5% |
8年間の年率複利リターンで約28%です。(年間リターンの出典:NYSE FANG+ Index / ICE公式)
ここで注目してほしいのは、年によって振れ幅が極端に大きいということです。2020年は+103%で倍以上になった一方、2022年は-40%で4割吹き飛んでいます。
「平均28%」という数字だけを見て毎年そうなると思うのは危険です。
※以下のシミュレーションは上記の年間リターン実績をもとに筆者が独自に算出したものです。税金・手数料は考慮していません。為替変動は含まないドルベースの計算です。
シミュレーション①:年利30%の場合
過去の平均に近い年利30%で成長した場合のシミュレーションです。
| 期間 | 一括投資(100万円) | 積立投資(月約27,800円×36回 ※100万円を3年で積立) |
|---|---|---|
| 5年後 | 約370万円 | 約260万円 |
| 10年後 | 約1,378万円 | 約944万円 |
| 15年後 | 約5,118万円 | 約3,500万円 |
15年で100万円が5,000万円。数字だけ見ると大きいですが、この間に2022年のような-40%の年が何度か挟まることは想定しておく必要があります。
シミュレーション②:年利20%の場合
より保守的に、年利20%で計算した場合です。
| 期間 | 一括投資(100万円) | 積立投資 |
|---|---|---|
| 5年後 | 約248万円 | 約190万円 |
| 10年後 | 約619万円 | 約473万円 |
| 15年後 | 約1,540万円 | 約1,178万円 |
控えめに見積もっても100万円が約1,500万円になります。長期で持ち続けることの力がわかる数字です。
シミュレーションを見る時に注意してほしいこと
このシミュレーションは「毎年一定の利率で成長し続けた場合」の計算です。実際にはそうはなりません。
過去の実績を見てもわかるように、+100%の年もあれば-40%の年もあります。特に一括投資の場合、買ったタイミングが2022年のような高値圏だと、しばらく含み損を抱えることになります。
僕自身、2025年11月に積立を始めて、その後数ヶ月間は含み損を抱えていました。

年率複利リターンが28%だからといって、毎月右肩上がりで増えるわけではありません。
だからこそ、一括で大金を入れるのではなく、積立で時間を分散させることが重要だと思っています。
積立と一括、どちらがいいのか
シミュレーション上は一括投資の方がリターンが大きくなっています。これは当然で、最初から大きな金額が運用に回るからです。
ただし、これは「毎年プラスの年が続く前提」での話です。実際には下がる年もあるので、一括で入れた直後に-40%を食らう可能性もあります。
積立の場合、下がった時に安く買えるので購入単価が平均化されます。精神的にも続けやすい。
個人的には、FANG+のように値動きが激しいファンドこそ積立が向いていると思います。
まとめ
FANG+の過去8年間の年率複利リターンは約28%です。この数字をベースにすると、長期投資で大きな資産を作れる可能性はあります。
ただし:
- 毎年28%で増えるわけではない
- -40%の年も現実にある
- 一括投資はタイミングリスクが大きい
- 積立で時間を味方につける方が現実的
シミュレーションはあくまで参考値です。大事なのは数字に踊らされず、自分のリスク許容度に合った方法で続けること。
FANG+を買っている理由については前回の記事に書いているので、合わせて読んでみてください。
